SEA SIDE.

こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。

前回は「タイムマネジメントの基本」について、階層的な時間管理の方法をお話ししました。今回は「自分の行動の主導権を握る」方法について、本部での経験から学んだことをお伝えします。

■ 受け身の行動から主体的な行動へ

本部に異動した当初、私は指示を待つ姿勢でした。新しい環境での不安から、上司の指示に従うことが正しいと考えていたのです。しかし、20カ国以上の事業を扱う環境では、そのような受け身の姿勢では通用しませんでした。

特に苦労したのは、海外拠点とのやり取りです。時差がある中で指示を待っていては、ビジネスチャンスを逃してしまいます。そこで私は、自分の行動の主導権を握るための具体的な方法を模索し始めました。

■ 3つの転換ポイント

1. 情報収集の主導権

待ちの姿勢から攻めの姿勢へ転換しました:

  • 朝一番での各国マーケット情報の収集
  • 競合他社の動向の定期的なリサーチ
  • 業界ニュースの毎日のチェック

2. 判断基準の確立

他人の判断に依存せず、自分なりの判断基準を持つようになりました:

  • データに基づく意思決定の習慣化
  • 過去の成功事例のパターン化
  • リスクと効果の評価基準の設定

3. 行動計画の自律的な立案

指示待ちから提案型への転換を図りました:

  • 週次での行動計画の自主的な立案
  • 予測される課題への事前対策の準備
  • 必要なリソースの事前確保

■ 具体的な実践方法

私が実践した具体的なアプローチをご紹介します:

1. 朝の情報収集ルーティン

  • 日経新聞の国際面チェック
  • 各国の天候と売上予測の確認
  • 為替動向の把握

2. 独自の分析フレームワークの構築

自分なりの判断基準を持つため、以下のような分析の枠組みを作りました:

  • 売上と気温の相関分析
  • 競合動向との比較表
  • 過去の成功パターンの整理

3. 先回りの行動計画

以下のような準備を常に整えておきました:

  • 想定される質問への回答準備
  • 次の一手の事前検討
  • 必要となりそうな資料の作成

■ この取り組みで得られた変化

主体的な行動を心がけた結果、以下のような変化が生まれました:

  • 上司からの信頼獲得
  • 海外拠点との円滑なコミュニケーション
  • 業務スピードの大幅な向上
  • 自己成長の加速

■ 最後に:主導権を握ることの本質

行動の主導権を握るということは、単に自分勝手に動くということではありません。必要な情報を収集し、適切な判断基準を持ち、組織の方向性に沿った提案をしていく。それが真の意味での主体性だと、私は考えています。

■ 次回予告:パフォーマンス向上の技術

次回は最終回として「パフォーマンス向上の技術」について、自律的な行動をさらに成果に結びつける方法をお伝えします。

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