こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
「過去は変えられない。でも、未来は選べる」
32歳でうつ病を経験し、10年間務めた会社を退職することになった時、この言葉に出会いました。当時の私は過去の失敗や現在の状況に囚われ、未来を見ることができない状態でした。
しかし、この考え方との出会いが、その後の起業につながる大きなターニングポイントとなりました。今日は、その経験から学んだ「未来思考への切り替え方」についてお話しします。
3つの思考モード
1. 過去思考
- 特徴:
– 過去の失敗や後悔に囚われる
– 「あの時こうすれば…」という考えが支配的
– 経験や実績に基づいて判断する - 私の経験:
降格後の半年間、過去の判断を悔やみ続けていました
2. 現在思考
- 特徴:
– 目の前の問題に集中する
– 短期的な解決策を求める
– 制約や限界を重視する - 私の経験:
うつ病の時期、毎日の生活をどう乗り切るかだけを考えていました
3. 未来思考
- 特徴:
– 可能性に焦点を当てる
– 長期的な視点で判断する
– 創造的な解決策を探る - 私の経験:
起業を決意した時、5年後の理想の姿から逆算して考え始めました
未来思考への転換:7つのステップ
1. 時間軸の拡大
- 実践方法:
– 3年後、5年後、10年後の自分をイメージする
– 長期的な影響を考える
– 未来からの視点で現在を見る - 私の実践例:
毎朝15分、5年後の理想の1日をイメージする習慣をつけました
2. 質問の切り替え
- 過去思考の質問:
-「なぜこうなったのか?」
-「誰が悪かったのか?」 - 未来思考の質問:
-「これから何ができるか?」
-「どうすれば良くなるか?」 - 私の実践例:
問題が起きた時、必ず「これを活かして何ができるか」を考えるようにしました
3. 可能性の拡大
- 実践方法:
– 制約を一時的に取り除いて考える
– 「もし〜だったら」という仮定で考える
– 複数のシナリオを描く - 私の実践例:
起業時、「資金が無限にあったら」という仮定で事業プランを考えました
4. パターンの書き換え
- 過去のパターン:
-「いつもうまくいかない」
-「自分には無理だ」 - 未来のパターン:
-「毎回新しい学びがある」
-「まだ見つけていないだけだ」 - 私の実践例:
「できない理由」を「できる方法」に書き換える練習を毎日行いました
5. 行動の先取り
- 実践方法:
– 理想の未来で必要なスキルを今から磨く
– 将来の人脈を今から作る
– 未来の課題を先回りして解決する - 私の実践例:
起業前から、必要となる資格や知識の習得を始めていました
6. 環境の整備
- 実践方法:
– 未来志向の人々との交流
– 情報源の質の向上
– 物理的環境の改善 - 私の実践例:
起業家やコーチなど、未来を創造する人々とのネットワークを構築しました
7. 定期的な更新
- 実践方法:
– 定期的なビジョンの見直し
– 新しい可能性の探索
– 計画の柔軟な調整 - 私の実践例:
毎月1日に、未来のビジョンを更新する時間を設けています
実践のためのルーティン
- 朝の実践:
– 理想の未来をイメージング
– その日のアクションプラン作成
– 前向きな意図の設定 - 日中の実践:
– 判断基準を未来に置く
– 行動の長期的影響を考える
– 機会の発見に集中 - 夜の実践:
– 未来につながる学びの整理
– 明日への準備
– 感謝の気持ちの確認
まとめ:未来は創るもの
未来思考への切り替えは、単なる発想の転換ではありません。それは、人生の主導権を取り戻す作業でもあります。
私自身、うつ病という過去最大の危機を経験しましたが、それを未来への転換点として捉え直すことで、新たなキャリアを築くことができました。
次回は、この未来思考を支える「感情コントロールの技術」について、お話ししていきます。
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