こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は潜在意識のプログラミングについてお話ししました。今日は、その潜在意識を効果的に活用するための具体的な技術、特にアファメーションとイメージングについて、実践的な視点からお伝えしていきます。
■ アファメーションとイメージングの科学的根拠
「アファメーションって、自己暗示のようなもので効果があるの?」
「ポジティブに考えるだけで本当に変われるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、これらの技法には明確な科学的根拠があり、適切に行うことで大きな効果を生み出すことができるのです。
私自身、うつ病から回復した後の潜在意識の書き換えにおいて、これらの技法を積極的に活用しました。ただし、重要なのは、「正しい方法」で行うということです。
■ アファメーションを効果的に行うポイント
多くの人が陥りやすい失敗は、アファメーションを単なる言葉の繰り返しとして捉えてしまうことです。「私は自信に満ち溢れている」という言葉を、感情や実感を伴わずに繰り返しても、効果は限定的です。
なぜなら、潜在意識は「言葉」ではなく、「感情」と「イメージ」に強く反応するからです。
- 視覚: 自分が自信を持って話している姿を具体的に思い描く
- 聴覚: 自分の声が落ち着いて響いている様子を想像する
- 触覚: リラックスした身体の感覚を意識する
- 感情: 達成感や充実感を感じる
このように、具体的な感覚と感情を伴わせることで、潜在意識により強く働きかけることができます。
■ 最適なタイミング
潜在意識が最も受容的になるのは、朝目覚めた直後と、夜眠りにつく直前です。この時間帯を効果的に活用することで、プログラミングの効果を高めることができます。
■ 私の実践例
- まず深いリラクゼーション状態に入る
- 理想の状態を具体的にイメージする
- その状態での感情を十分に味わう
- アファメーションを感情を込めて行う
- 現実での小さな行動計画を立てる
ここで重要なのが、現実の行動との連動です。いくら素晴らしいイメージを描いても、実際の行動が伴わなければ効果は限定的です。そのため、毎回の実践後に、その日できる具体的な行動を決めています。
例えば、「私は人々と円滑なコミュニケーションを取ることができる」というアファメーションを行った後、「今日は3人に積極的に話しかけよう」という具体的な行動目標を立てます。
■ 感情の再解釈
ネガティブな感情を否定するのではなく、それを建設的なエネルギーに変換していく視点が必要です。
例えば不安を感じた時、「不安になってはいけない」と抑圧するのではなく、「この不安は成長のためのエネルギー」と捉え直します。このような感情の再解釈も、潜在意識に大きな影響を与えます。
■ さいごに
次回は、これらの技法をさらに発展させた「創造的無意識の活用」についてお話ししていきます。皆さんも、ぜひ今日から実践を始めてみてください。変化は、行動を起こした瞬間から始まります。
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