SEA SIDE.

こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。

前回は脳の三層構造についてお話ししました。今日は、私たちの思考と行動に大きな影響を与える「左脳と右脳の特性」について、実践的な視点からお伝えしていきます。

■ 左脳の特性

左脳は言語処理や論理的思考、順序立てた処理を得意としています。例えば、売上分析やスケジュール管理、マニュアルの作成といった業務は、主に左脳の働きによって支えられています。

店舗運営において、数値管理や業務の効率化を進める際、この左脳の機能は非常に重要でした。しかし、左脳だけに頼ると、時として硬直的な思考に陥りやすく、新しい発想や創造的な解決策を見出すことが難しくなります。

■ 右脳の特性

右脳は全体的なパターン認識や空間認識、感覚的な処理を得意としています。直感やひらめき、イメージ的な思考は、この右脳の働きによるものです。お客様の表情から微妙な心理を読み取ったり、店舗の雰囲気づくりをしたりする際には、この右脳の機能が大きな役割を果たしています。

実は、多くの革新的なアイデアや問題解決は、右脳の直感的な認識が起点となっています。私自身、チーム運営で行き詰まった時、論理的な分析だけでなく、「なんとなくこうすべきだ」という直感を大切にすることで、新しい突破口を見出せることが多々ありました。

■ 左脳と右脳の活用方法

最も重要なのは、状況に応じて両方の特性を柔軟に使い分けることです。例えば、新しいプロジェクトを始める際、まずは右脳を使って自由な発想でアイデアを出し、その後、左脳でそれらを論理的に整理し、実行計画に落とし込んでいく。このように、両者の特性を段階的に活用することで、より効果的な結果を導くことができます。

また、日常的な習慣として、両方の脳をバランスよく刺激することも大切です。左脳を鍛えるための読書や分析作業と、右脳を刺激する芸術鑑賞や創作活動を意識的に取り入れることで、思考の幅が広がっていきます。

■ 実践例

私が実践している具体的な方法をご紹介します。朝の時間帯は、比較的右脳が活性化しやすい状態です。この時間を使って、新しいアイデアの創出や直感的な課題の整理を行います。その後、左脳が活性化する日中の時間帯に、具体的な計画立案や実務的な作業を行うようにしています。

■ さいごに

このように、脳の特性を理解し、意識的に活用することで、私たちの思考と行動はより豊かで効果的なものになっていきます。次回は、さらに実践的な「脳の可塑性とリワイヤリング」についてお話ししていきましょう。

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