こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は「目標設定の具体的手法」について、お話しました。今回は「習慣化の科学」について、私が本部に異動した際の経験から、全く新しい環境で必要なスキルを習得するための具体的な方法をお伝えします。
■ 環境が変わると直面する「わからない」の壁
店舗運営から本部への異動。それは、想像以上の環境の変化でした。
最初の1週間で直面した課題は:
- 会議室の予約方法すらわからない
- 業務で使用される用語の意味がつかめない
- 20カ国以上の事業について基礎知識がない
- 海外との商談で必要な知識が全くない
店舗では「できる人」と評価されていた私が、本部では「何もわからない人」になっていました。
■ 習慣化による知識とスキルの獲得
1. 朝の情報収集習慣
毎朝、出社前に以下のルーティンを確立しました:
- ニュースチェック
- 日経新聞の国際記事を全て読む
- 各国の気温と天気を確認
- 為替レートの確認
- データ分析
- 前日の各国の売上実績確認
- 気温と売上の相関関係分析
- トレンド商品の把握
2. 日中の学習習慣
業務中は以下の習慣を徹底しました:
- 目標設定と振り返り
- 出勤時に今日の具体的目標を記入
- わからない用語をメモ
- 退勤時に未達項目の原因分析
- 積極的な質問
- ミーティング後の用語確認
- 関係部署への積極的なヒアリング
- 先輩社員への相談時間の確保
3. 夜の補強学習
帰宅後は以下の習慣を作りました:
- 2時間の知識補強
- 海外事業に関する情報収集
- 業界用語の体系的な学習
- 各国の文化や商習慣の研究
■ 習慣化のコツ:3つのポイント
1. 必要性の明確化
「なぜこの習慣が必要か」を具体的に理解することが重要です:
- 気温確認→売上予測に直結
- 用語学習→会議での理解度向上
- 文化理解→商談での信頼関係構築
2. 即効性のある行動選択
その日の業務に直接活かせる習慣を優先的に設定:
- 朝一で必要な情報確認
- 会議前の用語チェック
- 商談前の国情報の確認
3. 記録と振り返り
習慣の効果を実感できる記録方法:
- 業務パフォーマンスの変化
- 会議での理解度の向上
- 商談成功率の推移
■ 実際の成果
これらの習慣を3ヶ月継続した結果:
- 会議での発言機会の増加
- 海外との商談での的確な提案
- データに基づく施策立案が可能に
■ 明日から始める習慣化ステップ
- 1日目:現状分析
- 業務で必要な知識のリストアップ
- 情報源の特定
- 時間の使い方の見直し
- 2-3日目:小さな習慣開始
- 朝15分の情報収集から開始
- わからない用語の記録
- 帰宅後30分の学習
- 4日目以降:習慣の定着
- 徐々に学習時間を増やす
- 効果の確認と方法の調整
- 新しい習慣の追加
■ 次回予告:超習慣化シートの活用
次回は「超習慣化シートの活用」について、本部での経験を基に、より効果的な習慣管理の方法をお伝えします。
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