こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は「過程を楽しむ」というマインドセットについてお話ししました。今日は、第五のマインドセット「柔軟性を持つ」について、実体験と心理学の知見からお伝えします。
■ なぜ「柔軟性」が重要なのか
「計画通りに進まない」
「思い通りにならない」
「予想外の出来事が起きる」
人生では、このような状況が当たり前のように発生します。
私自身、大手アパレル企業での経験で、最も重要だったのは「柔軟性」でした。特に新型コロナの時期、固定概念に縛られていた自分が、柔軟な思考に切り替えたことで、大きな転換を遂げることができました。
■ 柔軟性が欠如した時の3つの危険信号
- 【思考の硬直化】
- 「これまで通り」の呪縛
- 新しいアイデアの拒絶
- パターン化された判断
- 【機会損失】
- チャンスの見逃し
- 変化への抵抗
- 成長機会の消失
- 【ストレスの蓄積】
- 現実との軋轢
- フラストレーションの増加
- メンタルヘルスの悪化
■ 柔軟性がもたらす4つの恩恵
- 【適応力の向上】
- 環境変化への迅速な対応
- ストレス耐性の強化
- レジリエンス(回復力)の向上
- 【創造性の開花】
- 新しい視点の獲得
- イノベーションの創出
- 問題解決力の向上
- 【関係性の深化】
- 多様な価値観の受容
- コミュニケーションの改善
- チームワークの強化
- 【学習効果の最大化】
- 失敗からの学び
- 経験値の蓄積
- 知識の統合
■ 私の転機となった経験
大手アパレル企業で本部職を務めていた時、新型コロナの影響で重要なプロジェクトが予定通り進まなくなりました。
当初は計画通りに進めようと必死でしたが、あるとき気づいたのです。
「計画は目的地への地図。道が変わっても、目的地は変わらない」
この気づきから:
- 状況に応じた柔軟な戦略変更
- 部署を超えた最適なアイデアの積極的な採用
- 失敗を新しい情報として活用
という姿勢に転換。結果、より良い形でプロジェクトを完遂できました。
■ 柔軟性を高める5つの実践ステップ
- 【固定観念の認識】
- 自分の思い込みの棚卸し
- 無意識の判断パターンの特定
- comfort zoneの理解
- 【視点の多角化】
- 異なる立場からの考察
- 逆説的思考の実践
- 新しい情報源の開拓
- 【実験的アプローチ】
- 小規模な試行の実施
- 結果の客観的分析
- 学びの抽出と活用
- 【フィードバックの活用】
- 他者の意見の積極的な収集
- 建設的な批判の受容
- 改善点の特定
- 【継続的な学習】
- 新しいスキルの習得
- 異分野からの学び
- 失敗経験の活用
■ 実践ワーク:柔軟性を鍛える3つのエクササイズ
- 【逆転思考ワーク】
- 当たり前と思っていることを逆にしてみる
- そこから生まれるアイデアを記録
- 実践可能な要素を抽出
- 【シナリオプランニング】
- 複数の未来シナリオを想定
- それぞれへの対応策を考案
- 共通する要素を特定
- 【マインドフルネス実践】
- 日々の変化への気づきを記録
- 感情の動きを観察
- 判断を保留する練習
■ さいごに
柔軟性は、不確実な時代を生き抜くための最強の武器です。それは弱さではなく、しなやかな強さなのです。
明日は、柔軟性を実践的に高めていくための具体的な方法論についてお話しします。
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