こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
メンタル強化シリーズ第二回は、「ブリーフシステム(信念体系)の構築」についてお話しします。
■ 自信を失うとき
「昔の自信が嘘のように消え去ってしまった」
「何をやっても上手くいかない気がする」
「自分の判断が正しいのか、不安で仕方ない」
一度失った自信を取り戻すのは、本当に難しく感じますよね。
■ 私が自信を失った経験
24歳で店長に就任し、順風満帆に見えた私のキャリアは、降格により大きく揺らぎました。それまでの自信は完全に崩れ、自分の判断すら信じられなくなっていました。
■ 信念が崩れるメカニズム
この時、私の中で起きていたのは「ブリーフシステム(信念体系)」の崩壊でした。具体的には:
- 「頑張れば認められる」という基本的な信念の喪失
- 「自分の判断は正しい」という確信の揺らぎ
- 「将来は明るい」という希望の消失
■ 転換点となった経験
そんな中、私に突然2週間の店長代行の機会が訪れました。しかも、その店舗は年間最大の売上日を目前に控えた危機的状況でした。
この時、私は意図せずして「新しいブリーフシステム」を構築することになります。
■ ブリーフシステムの3つの層
1. 基本的信念(Core Beliefs)
変更前:「失敗は無能の証明だ」
変更後:「失敗は次の成功のための情報だ」
2. 行動指針(Action Beliefs)
変更前:「完璧にできないなら、やらない方がいい」
変更後:「小さな一歩から始めれば、道は開ける」
3. 結果予測(Result Beliefs)
変更前:「どうせ上手くいかないだろう」
変更後:「やり方を変えれば、必ず結果は出せる」
■ 具体的な再構築の方法
1. 小さな成功体験の蓄積
店長代行時、私は以下のような小さな目標から始めました:
- まずはスタッフ全員と個別に話をする
- 売り場の一つのセクションだけでも改善する
- 一日一人のスタッフを具体的に褒める
2. 成功の定義の見直し
それまでの「結果のみ」という評価基準から:
- 「正しいプロセスを踏めたか」
- 「前より少しでも改善できたか」
- 「新しい学びがあったか」
という基準に変更しました。
3. 新しい行動パターンの確立
具体的には:
- 朝:今日の小さな目標を設定
- 昼:進捗の確認と軌道修正
- 夜:学びと成果の振り返り
■ 変化の兆し
この新しいブリーフシステムを実践した結果、驚くべき変化が起こりました:
- 2週間で店舗の雰囲気が改善
- スタッフから信頼を獲得
- その後、正式な店長として着任し、1年後には売上前年比130%、利益前年比200%を達成
■ あなたへのアクションプラン
今日から始められる、ブリーフシステム再構築のステップです:
- 現在の自分の信念を書き出す(特にネガティブなもの)
- それぞれの信念に対して「本当にそうだろうか?」と疑問を投げかける
- 新しい信念を一つ選び、それを証明する小さな行動を始める
■ 次回予告
次回は「エッセンシャル思考の実践」について解説します。目の前の課題に圧倒されそうなとき、どうやって本質的な部分に集中するのか、その具体的な方法をお伝えします。
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