こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は「自分の行動の主導権を握る」について、本部での経験からお話ししました。シリーズ最終回となる今回は、「パフォーマンス向上の技術」について、50億円規模の部門運営を通じて学んだ、成果を最大化するための具体的な方法をお伝えします。
■ パフォーマンスの本質とは
本部では、20カ国以上の事業を同時に管理する必要がありました。この経験から、パフォーマンスとは単なる「努力」や「時間」の問題ではないことを学びました。むしろ、限られた時間とエネルギーをどう最適化するかが重要だったのです。
■ 3つのパフォーマンス法則
1. エネルギー管理の法則
高いパフォーマンスを維持するためには、まずエネルギー管理が重要です:
- 集中力の配分
- 朝一番の2時間を最重要タスクに
- 午後は調整や定型業務に
- 夕方は翌日の準備と振り返りに
- 休息の確保
- 90分作業・10分休憩のリズム
- 昼食後の15分の仮眠
- 週末の完全なオフ時間
2. 情報活用の法則
正しい情報を効率的に収集し、活用することが成果につながります:
- 情報収集の習慣化
- 各国の売上データの定時チェック
- 競合情報の週次アップデート
- 市場動向の月次分析
- データの可視化
- 重要KPIのダッシュボード化
- 傾向分析の定期実施
- レポートの標準フォーマット化
3. 改善サイクルの法則
継続的な改善が、パフォーマンスを高めていきます:
- 日次の改善
- その日の行動の振り返り
- 効率化できる点の特定
- 翌日への改善計画
- 週次の最適化
- 成功パターンの分析
- ボトルネックの特定
- 次週の行動計画調整
■ 具体的な実践例
私が実際に行っていた1日のスケジュール例:
8:00-9:00 最重要案件の集中作業
9:00-10:00 チーム・ミーティング
10:00-11:00 海外拠点とのコミュニケーション
10:00-11:00 コミュニケーション後のアクションと昼の予定調整
12:00-13:00 昼食と仮眠
13:00-15:00 定例業務と調整作業
15:00-17:00 データ分析と報告書作成
17:00-18:00 翌日の準備と振り返り
■ 成果を出すための3つの習慣
継続的に高いパフォーマンスを維持するために、以下の習慣を確立しました:
- 朝の準備習慣
- 前日の夜に翌日の準備
- 朝一番の情報収集
- 1日の優先順位確認
- 集中力管理の習慣
- 定期的な休憩確保
- 環境の最適化
- 気分転換の方法確立
- 振り返りの習慣
- 日々の行動記録
- 効果測定の実施
- 改善点の特定
■ シリーズの締めくくりとして
これまで7回にわたって、目標達成と習慣化のための具体的な方法をお伝えしてきました。最後に強調したいのは、パフォーマンスの向上は決して一朝一夕には実現しないということです。
しかし、適切な方法と継続的な改善を組み合わせることで、確実に成長は実現できます。私自身、本部での経験を通じて、その確信を得ることができました。
■ 実践のためのファーストステップ
明日から始められる具体的なアクションとして:
- 朝の最初の2時間の使い方を見直す
- エネルギー管理のための休憩時間を確保する
- 日々の振り返りを習慣化する
これらの小さな一歩から、あなたの大きな変化が始まります。
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