こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
メンタル強化シリーズ第三回は、「エッセンシャル思考の実践」についてお話しします。
■ 「やるべきこと」に押しつぶされそうなとき
「毎日のタスクをこなすので精一杯」
「何が本当に重要なのか、わからなくなってきた」
「やることが多すぎて、心が折れそう」
このような状況に陥ったとき、私たちはどうすれば良いのでしょうか。
■ 本質を見失った経験
32歳のとき、私は大きな失敗を経験しました。店舗改革という重要な任務を任されたものの、次々と異なる指示が飛び交い、本当に大切なことが見えなくなっていったのです。
当時の状況
- 半年で3回の上司交代
- その都度変わる方針
- 矛盾する評価基準
- 増え続けるタスク
■ 本質を見失う3つの罠
振り返ってみると、私は以下の3つの罠にはまっていました:
1. 「忙しさ」の罠
常に何かに追われている状態が「頑張っている証」だと思い込んでいました。しかし、忙しさと生産性は必ずしも比例しません。
2. 「完璧主義」の罠
全てのタスクを完璧にこなそうとして、どれも中途半端になってしまう。優先順位をつけることができていませんでした。
3. 「他人軸」の罠
上司の評価や周りの目を過度に気にして、自分の判断軸を見失っていました。
■ 転換点となった気づき
ある日、私は一つの質問に出会います。
「この仕事の本質的な目的は何か?」
その質問をきっかけに、私は以下のことに気づきました:
- 数字は結果であって目的ではない
- お客様の満足なくして、持続的な成長はない
- スタッフの成長なくして、店舗の成長はない
■ エッセンシャル思考の実践方法
1. 優先順位の明確化
私が実践した方法:
- 全てのタスクを書き出す
- 「本質的な目的に直結するか」で分類
- 「今すぐ必要か」で更に絞り込む
2. 「捨てる」決断
以下のようなものを思い切って「捨てる」ことにしました:
- 形だけの報告書作成
- 効果の薄い会議への参加
- 過剰な資料作り
3. 集中の仕組み化
日々の業務を以下のように整理:
- 朝:最重要タスクの設定
- 午前:集中作業の時間
- 午後:コミュニケーションの時間
- 夕方:振り返りと調整
■ 実践からの学び
この方法を実践して気づいたことがあります:
- 20%の本質的な仕事が、80%の結果を生む
- 「やらないこと」を決めると、心が軽くなる
- 集中できる時間が増えると、創造性が高まる
■ あなたへのアクションプラン
今日から始められる、エッセンシャル思考の実践ステップです:
- 今日のタスクを全て書き出す
- それぞれのタスクに「本質的か?」「緊急か?」の2軸で点数をつける
- 上位3つのタスクに集中する時間を確保する
■ 次回予告
次回は「セルフイメージの強化」について解説します。なぜ私たちは自分の可能性を過小評価してしまうのか、その心理と克服方法についてお話しします。
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