SEA SIDE.


こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。

前回は創造的無意識の本質についてお話ししました。今日は、その重要な働きの一つである「直観力」について、科学的な視点からお伝えしていきます。

■ 直感の働き

「何となくこの選択が正しい気がする」
「この人とは相性が合うと直感的に分かった」
「危険を感じて、その場から離れた」

このような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?私自身、ある店舗での経験を通じて、この直観力の重要性を痛感してきました。

特に印象的だったのは、課題店舗の改革を任された時の出来事です。データ分析では見えてこない問題の本質を、店舗に初めて立った瞬間の「直感」で掴むことができました。後の調査で、その直感は的確だったことが判明したのです。

■ 直感の科学的根拠

実は、直感は単なる「当て推量」ではありません。それは、脳が長年の経験から学習した「パターン認識」の結果なのです。

最新の脳科学研究によると、私たちの脳は毎秒1100万ビットもの情報を処理しています。しかし、意識的に処理できる情報は、その中のわずか40ビットほど。残りの大部分は、無意識的に処理されているのです。

直感とは、この膨大な無意識的な情報処理の結果が、ある種の「感覚」として意識に上がってきたものだと考えられています。

物事に真剣に取り組んでおり、色々な経験をしている人ほど直感は働くようになります。

■ 直観力を高める方法

では、この直観力を高めるには、どうすれば良いのでしょうか?私が実践している方法をご紹介します。

  • 静寂の時間を確保: 朝の15分間、ただ静かに座って内側に意識を向ける。この習慣が、直観力を育てる土台となります。
  • 身体感覚への意識: 直感は、しばしば身体感覚として現れます。胸の締め付け、背筋のこわばり、お腹の温かさなどに注意を向けることで、直感を捉えやすくなります。
  • 直感日記をつける: 直感的に感じたことを記録し、後でその結果と照らし合わせていく。この振り返りが、自分の直感の精度を知る助けになります。
  • パターン認識の蓄積: 意識的に様々な経験を積み、そこからパターンを見出す習慣をつける。例えば、毎日の終わりに「今日の学び」を3つ書き出します。

■ 私の実践例

例えば、「今日の学び」を記録する習慣では、些細な気づきでも言語化し、それをパターンとして認識することを心がけています。この積み重ねが、直観力を高める基盤となっています。

■ さいごに

次回は、この直観力を問題解決に活用する具体的な方法について、お話ししていきます。皆さんも、ぜひ今日から自分の直感に耳を傾けてみてください。思いがけない発見があるはずです。

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