こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は脳の可塑性についてお話ししました。今日は、私たちの行動の95%以上を支配しているといわれる「潜在意識」について、お伝えしていきます。
■ よくある疑問と悩み
「分かっているのに、つい同じ失敗を繰り返してしまう」
「なぜか自分の価値を低く見てしまう」
「理想とする行動が継続できない」
このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。実は、これらの現象はすべて潜在意識が深く関わっています。
■ 潜在意識と顕在意識の関係
私たちの意識は、氷山のような構造をしています。水面上に見える部分が「顕在意識」、水面下に隠れている巨大な部分が「潜在意識」です。顕在意識は論理的な思考や意志決定を担当しますが、実際の行動の大部分は潜在意識によってコントロールされているのです。
■ 潜在意識の4つの特徴
- 記録性
私たちが経験するすべての出来事は、その時の感情や身体感覚とともに、潜在意識に記録されます。特に強い感情を伴う経験や、繰り返し体験したことは、深く刻み込まれていきます。 - 無批判性
潜在意識は、入力される情報が論理的か非論理的か、有益か有害かを判断しません。ただひたすら受け入れ、プログラミングされていきます。 - 感情・イメージ志向性
潜在意識は言葉よりも、感情やイメージに強く反応します。だからこそ、理屈では分かっていても感情的な反応を抑えられない、という状況が起こるのです。 - 習慣性
一度形成されたパターンは、意識的な介入がない限り、自動的に繰り返されます。これが「分かっているのにできない」という状態を生み出す原因となっています。
■ 私の経験から学んだこと
私が店長時代に経験した感情的な反応も、実はこの潜在意識のプログラミングが原因でした。幼少期の経験から「認められなければならない」という強い信念が形成されており、それが批判や否定的な状況に対して過剰な反応を引き起こしていたのです。
結果自分が耐えられなくなりうつ病を発症してしまいました。
しかし、この理解は同時に大きな希望ももたらしてくれます。なぜなら、潜在意識は再プログラミング可能だからです。適切な方法で新しい情報や経験を入力することで、望ましい行動パターンを形成することができるのです。
■ 実践例:潜在意識へのアプローチ
- 朝のイメージング
毎朝の静かな時間を使って、理想の状態をイメージング。感情を伴う具体的なイメージを作り出すことで、潜在意識に新しい情報を入力します。 - 日中の自己対話
意識的に「認められる必要はない」と自己対話を行い、小さな成功体験を積み重ねていきます。 - 夜の振り返り
その日の出来事を振り返り、新しい行動パターンが生まれた場面を具体的に記録。これにより、望ましい変化を潜在意識に定着させていきます。
■ さいごに
次回は、この潜在意識に具体的にアプローチしていく方法について、さらに詳しくお話ししていきます。その中で、実践的なワークもご紹介させていただきます。
皆さんも、自分の中の潜在意識の動きに、ぜひ注目してみてください。気づきの種が見つかるはずです。
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